アロマセラピー雑学第2回 連絡会から学会へ -2003年5月23日日本にアロマセラピーが紹介されたのは、1985年頃であろう。フラグランスジャーナル社の訳本「アロマテラピー、その理論と実践」により広まったと考えるのが正しい。もちろん、「私はもっと前からアロマセラピーを知っていた。」や「私がアロマセラピーを日本に広めた。」といってはばからない人は多いが、私の知る限りではこの本だということになる。 また、私がアロマセラピーをはじめた1995年頃は、本を読んでちょっとアロマセラピーをかじっただけの人が簡単に自分は「アロマセラピスト」であると名刺に書いて配っていた時代でもある そして医療従事者がアロマセラピーを習いたいと、そういった知識の少ない自称アロマセラピスト達から間違った情報を教えられ、トラブルを起こすといったことを耳にすることが多くなっていた。 医療の中でアロマセラピーを広めるには医療従事者の手により安全で正しいものにしたいと考え、それには全国で細々とアロマセラピー行っている医療従事者と連絡を取り、情報を集め共有することからはじめねばと1997年の4月にメディカルアロマセラピー連絡会を発足すると声をかけたところ、1ヶ月程で100名以上になった。一般の方からの入会希望も多く、準会員という形で入ってもらえることにした。 数ヶ月で300名を超し、もっと学術的な情報が欲しいという声が大きかったので、11月より日本アロマセラピー学会として本格的に再出発することになった。 アロマセラピーを医療に取り入れる際に問題となるのは、看護婦側や医師側の協力を得ることが難しいことだろう。今日ならある程度偏見もなくなってきているが、アロマセラピーがなぜ効くかを説明するのに「植物のパワー」や「宇宙のパワー」といった言葉を使っていた1995年から97年頃は、医療とは程遠いものと言わざるを得なかった。そこで我々は、アロマセラピーの科学的に解明して、なぜ効くかを正しい言葉で説明できる様いろいろ研究を重ねた。その甲斐あってか、ここ5年程でアロマセラピーも徐々にではあるが市民権を得てきている様に感じる。 今でこそ少なくなってきているとは思うが、アロマセラピーが古代エジプトより行われていたとする、広大なロマン溢れる話を主張される方もいるが、アロマセラピーという言葉が作られたのは、たかだか70年程前であることや、アロマセラピーでは必ず使う精油の主な抽出法である蒸留という技法が発明されたのも1000年程前であることから考えると、古代エジプトでは今の様なアロマセラピーは行われていなかったと断言しても良いのではないだろうか アロマセラピーが今の様にスタイル、すなわち精油をキャリアオイルで薄めてマッサージなどを通して身体に使うというスタイルが確立されたのも1960年代だと言われている。 ただ、アロマセラピーが古代エジプトより行われていた植物療法が、中国では漢方薬、インドではアュルベーダ、そしてヨーロッパでのハーブ療法と通じるものがあることは事実で、大きな意味で古代エジプトを出して説明することは正しいのかも知れない。 そうそう、私はサノフロールのラベンダーとペパーミント、ティーツリー、スィートオレンジなどを常時持ち歩いているが、どのように使うか皆さんは興味がありませんか。次回はその辺をお話ししますね。 |